★6月22日放送『“内戦突入”シリアの市民たちは今』を見のがした方々へ-
レポートは以下でご覧になれます。
(動画は付いていませんが内容はご理解いただけると思います)
http://www.nhk.or.jp/worldwave/marugoto/2012/06/0622.html
後藤健二 「あの取材から1か月。シリアを取り巻く国際社会の動きに進展は見られません。悪化したのは、スンニ派住民とアラウィ派住民の対立。死人の数だけが増えていく。女性や子どもたちまでも…。同じシリア国民なのに憎しみ合い、全く別の国の人たちと隣同士で暮らしているようです、と現地の人たちは話しています。状況も毎日変わるので明日どうなるか?自分たちにも予想ができないと言います。
私たちと同じように彼らもオリンピックを楽しみたいはず。単純に、不公平ですよね。」
カテゴリーアーカイブ: Report
東日本大震災~インデペンデントプレスで振り返る一言
『世界で応援してくれている、頑張らないといけない』
ユニセフ 東日本大震災緊急基金 記者会見にて
声を震わせて語った 日本ユニセフ協会 菊川 穣 氏(2011年3月18日)
『こんな時だからこそ あの本の主人公たちの生き様が訴えかけられることがある』
「ユニセフ ちっちゃな図書館プロジェクト」へ著書寄贈にあたって
取材先チュニスより 後藤 健二(2011年4月)
『リビアの人たちに「フクシマは大丈夫ですか?」と言われた』
リビア取材後の講演にて 後藤 健二(2011年9月)
『東日本大震災からソマリアに戻ったら 大飢饉が待っていた』
ソマリア干ばつ緊急報告会にて
ユニセフ ソマリア事務所 國井 修 氏(2011年11月6日)
『世界では孤児を真正面から捉えている、
東日本大震災でも孤児問題はある、まだ取り上げられていないが』
講演にて モルドバの孤児問題から 後藤 健二(2011年12月)
『実はこの曲は一番演奏したかったのですが 自信が無くて封印していたのです』
気仙沼女子高等高校吹奏楽部 クリスマスコンサート in 霞が関ビルディングにて
アンコ-ル曲『ありがとう』の前に(2011年12月22日)
* * *
東日本大震災から もうすぐ一年というある日
一言が ふと頭の中をめぐっていき 振り返って並べてみました。
世界のこと、世界の人たちのことを知りたくて、
インデペンデントプレスにたどり着きました。
まさか、この日本が現場になるとは、この日本で世界を感じることになるとは、
全く思いもしませんでした。
しかし、それでも世界中が、どんどん動き続けていました。
『ありがとう』のメロディが、今もときおり頭の中を流れています。
小学生の授業④~子どもたちからのメッセ-ジ
アンケ-トの集計結果から、この質問に対する児童の皆さんの答えをここに御紹介したいと思います。
●最後に・・・地球に住む生き物として私たちはどんな人間でありたいと思いますか?
・自然を大切にしたい
・世界中の人と協力していける人になりたい
・一人の力でもきっといつか自然と人間が地球に両立できる日が来るまで私は支え続けたい
・外国で震災が起きたら募金をしたい
・みんなで助け合っていきたい
・くじけずにあきらめない人間になりたい
・外国で震災が起きたら助けてあげたい
・人の悲しみを一緒に味わってあげられる人間
・強い心でどんな時にも冷静に行動できる人間になりたい
・努力ができる人で災害を防ぐ方法を考え出したい
・相手によって態度が変わることのない人間でありたい
・一つ一つの命を大切にする優しい人間になりたい
・何事にも前向きで協力しあって一歩ずつ歩んでいける人間になりたい
・国境・人種に関係なくみんなで助け合える人間
・東北の食材等をなるべく買いたいと思う
・必要以上に地球に害を与えずに、節電等で対応する
・地球にやさしい人間
・人間が心を一つにする
・一人一人が皆の力になり、皆が一人の力になれる、助け合いのできる人間になりたい
・世界地図からは「人」は見えてこない。ちゃんと世界を見て生きていきたい
・人間以外の生き物にとって「震災」とならないような静かな人間になりたい
・地球に住まわせてもらっているのだから、地球を大切にしたい
・原発はなくして欲しい
子どもたちの答えが、メッセ-ジのようにきこえてきませんか?
そういえば、ジャ-ナリストは授業のなかでこうも言っていました。
『ジャ-ナリストという仕事は、何か起こっている事を人に伝える仕事です。ということは、郵便屋さんに似ています。こちらの人が持っているメッセージや手紙を受け取る人に届ける、そんな仕事をしています。』
子どもたちからも 大切なメッセ-ジをもらったようでした。
小学生の授業③~東日本大震災のアンケ-トから
『もしかしたら、このアンケートに答えを書かなかった人もいるかもしれない。でも 質問は覚えているよね? 僕は 答えを絶対に書いてほしいとは思っていませんでした。つまり「考えてほしかった」ということだけなのです。別に答えが書けなくても それは全然構わないことです。でも、何かを考えたかもしれない。そこが重要なのです。』
続きを読む
小学生の授業②~ジャ-ナリストという仕事
授業はまず「ジャ-ナリスト」という仕事についての話から始まりました。
『みんなは、ジャ-ナリストがどういう仕事かということは 何となく分かっていると思います。一言でいうと、A地点で起こっていること~Aという国 あるいはここ船橋で起こっていることを日本全国の人達や世界の人達に伝える仕事です。
そして伝えるためには、伝える材料を取らなければいけない。それを「取る材料」と書いて「取材」と言います。その「取材」が主な仕事なのが、ジャ-ナリストです。
それから、ただ伝えればいいのではなくて、その自分が取材して得た情報を いつ、どういう方法で、誰に向かって伝えるか、ということを考えて、判断して、出す。そういう仕事がジャ-ナリストという仕事です。
続きを読む
小学生の授業①~船橋市宮本公民館にて
船橋市宮本公民館にて、同市の峰台小学校・宮本小学校・市場小学校・船橋小学校の5・6年生の授業が行われました。
今回の授業は、船橋市宮本公民館の御提案により、小学校関係者の方々の御理解のもとに実現しました。
総勢766名の児童の皆さんが3つに分かれて、平日の午前中に一時間ずつの授業となりました。
場所は、学校の教室を出て、定員300名も入る公民館の会場へ
時間は、いつもより少し長い一時間
先生は、ジャーナリストという仕事をしている後藤健二という人
手には、アンケートの集計結果の紙と筆記用具だけ
子どもたちにとっても、いつもとちょっと違った授業・・・如何だったでしょうか?
授業の様子を少し紹介させていただきたいと思います。
事前に児童の皆さんには、東日本大震災に関するアンケートに答えていただきました。
●今回の震災をあなたはどう思いますか?
●今回の震災であなたが得たものは何ですか?
●今回の震災であなたが失ったものは何ですか?
●これから自分にどんな影響があると思いますか?
●今回の震災を世界中の人たちはどう思って(見ている)と思いますか?
●最後に・・・地球に住む生き物として私たちはどんな人間でありたいと思いますか?
『世界と日本、子どもたちは守られているか?』
日本小児心身医学会学術集会(テ-マ:子どもの心とからだの多様性を考える心身医療)にて、特別講演を行いました。
また、同集会のワ-クショップ「子どもの未来」は「国の未来」 にも参加させていただき、
小児心身医学関係の多くの皆様とともに、国際社会と日本、そのなかに生きる子どもたちの現状と未来について考えました。
「国際社会のなかで一緒に歩調を合わせて生きていく-
これを意識して大人が環境を作っていかなければ、
子どもの権利を守ることは到底できないのです。」(後藤健二 講演より)
国際理解セミナーのご報告
2011年9月、千葉県袖ヶ浦市の国際理解セミナーが開講されました。
全5回の第1回目は、後藤健二による『世界で一番大切なものは何か』。
世界を取材した映像や東日本大震災の話などをまじえながら、
人権について講義をしました。
受講された皆様の熱心なご様子に感謝します。