IRAQDIARY (08.02.05)

今回の企画提案書。今回のイラク取材のサマリー。
「厳戒 イラクを行く~国民議会選挙10日間の記録~」
サダム・フセイン独裁政権から湾岸戦争、イラク戦争をへて、50年ぶりというイラクの民主的な選挙。選挙を断固阻止すると掲げていた武装勢力の攻撃の中で、投票率は60%を超えたとされ、イラク暫定政権のアラウィ首相は「勝利」を宣言した。
この国民議会選挙に、有権者であるイラク市民たちはそれぞれどんな思いをもって臨んだのか?選挙前10日間と投票日当日、厳戒下のイラク各地で、カメラは市民の姿を記録し続けた。
連日起こる爆破テロの現場で奉仕するバグダッドの救急隊員たち。独自の治安システムを作り国内随一の治安の良さを誇る北部クルド人地域。そして、脅迫と暗殺の嵐が吹き荒れる首都で恐怖と不安にさらされた家族。それぞれ、イスラム教シーア派、クルド人、イスラム教スンニ派というコミュニティの背景を持ちながら、選挙への期待と希望、戸惑いや不安を語る。
また、投票日直前から選挙終了までバグダッドに住むひとつの家族に密着。したたかに、そしてたくましく生きるバグダッド市民の生の姿を伝える。