世界各地の戦争や紛争の中で、たくましく生きている子ども達の姿・・・命の尊さ、生きる歓び、家族との絆の大切さ、国際社会と日本、そのなかに生きる子どもたちの現状と未来について考えてみませんか?
『戦争しか知らない子ども達』~ジャ-ナリストが見た戦場の今~後藤健二 講演
日時 : 2013年3月9日(土) 13:30~ (受付:13:00~)
場所 : 市原市市民会館 3階会議室
講演のお知らせ(PDFファイル)
申し込み先:
市原市役所 人権・国際課
〒290-8501 市原市国分寺台中央1-1-1
TEL :0436(23)9826、FAX:0436(23)7252、
Email : [email protected]
参加御希望の方は、郵送・電話・FAX・メ-ルのいずれかで上記へお申し込みください。
皆様の御参加をお待ちしております。
月別アーカイブ: 2月 2013
French photographer dies after Syria shelling
AFP – French freelance photographer Olivier Voisin, who was seriously wounded in Syria on Thursday, has died of his wounds after surgery in Turkey, the foreign ministry said.
“We confirm his death,” a ministry spokeswoman said on Sunday. Voisin, 38, had suffered head and arm injuries from shrapnel when a shell exploded near Idlib in northern Syria.
Turkish surgeons operated on Voisin on Friday in the border city of Antakya.
His pictures have been published in major French and British newspapers and he collaborated with AFP in January, providing about a dozen pictures from Aleppo.
Apart from Syria, he also covered news events in Libya, Somalia, Brazil, Haiti, Kenya and the United States.
Voisin was born in South Korea but was adopted by a French family.
危険地帯を現場取材するジャーナリストの死。そのこと自体に、私はあまり意味を見い出さない。
私たちは、現場ですれ違いざま、前から知っていたように情報を交換し合う。オリヴィエもそんな一人だ。そして、家族のように受け入れてくれるシリア人スタッフの人間関係の輪に入り、共有し合う。そうした現場のシリア人スタッフたちによって情報がもたらされる。戦場では、訃報もまた情報のひとつ。現場スタッフは、我々foreign journalists にとってかけがえのないfamilyなのである。ありがとう。
そしてオリヴィエ、心安らかに。お疲れさまでした。
後藤健二
ソマリア人海賊との再会(1)
彼は非常に疲れている様子だった。ほとんど瞬きもあまりせず、毛細血管が走るのがわかるほど大きな眼だが、わずかな精気しか見られなかった。肌の色も良くない。
私は、一番初めに食の話をしようと心に決め、忘れないように手の甲に「食」と書いていた。
ソマリアの食事は美味しい。地中海風だ。他のアフリカ諸国に比べて、味付けがしっかりしていて塩味やトマト味が洗練されている。
ガーリックを使っているような香ばしさもあったりする。ジャンキーさとワイルドさを兼ね備えた料理だ。日本の食事は、さぞかし軽くあっさりしているのではないだろうか。魚の煮つけなどが出た日には、味覚が違いすぎる。食は、体力にはもちろん、精神にも思考にも影響する。
私は、彼を質問攻めにして、ストレスを感じさせたくはなかった。私は、なぜ彼に会いに来たのか?と言う思いがよぎる。
そうだ、ただ話がしたかったのだと気がつく。勿論、海賊のこと、ソマリアのこと、故郷のこと、家族のこと、などよしなしごとを…時間の続く限り、陽の傾きに任せ、周囲が暑さを湛えたレッド・オレンジ色の空気から、藍いグラデーションをともなった漆黒に変わって行く時に任せて…。
私は、そう思った瞬間ソマリランドのベルベラにトリップした。
港には、内戦で半分沈み錆ついている輸送船があった。使い古して汚れた白いプラスチック製のテーブルとイスが雑然と置かれた屋外レストランで
Fish & Chipsを食べ、砂糖抜きの紅茶を飲んでいた。ここでは、Benson & Hedgesが軽い葉巻のように旨く感じられた。
一瞬のトリップ/旅だった。
接見室は寒い。彼は小さな震えから、ガチガチと歯のあたる音が聞こえるくらい大きく震えていた。
接見時間は15分。聞きたい事が山ほどある。余計なストレスをかけたくないと思いながらも時間は無駄にできなかった。
後藤健二
戦禍の中で暮らす子どもたちへ‐この週末!
投稿日: 作成者: independent press
内戦が続くシリア。戦闘を逃れ多くの人が家を追われ、戦闘地域に残る人たちは政府軍と反政府軍の戦いのはざまで寡黙で困難な生活を強いられています。なぜ、こうなってしまったのか?解決の道はあるのか?最前線で見たシリアの人たちの姿をお伝えします。
『報道最前線 シリアの今』 国際ジャ-ナリスト 後藤健二 講演
日時 : 2013年2月24日(日) 14:00~15:30
場所 : 千葉市文化センタ- 9階会議室
参加御希望の方は、下記の千葉県ユニセフ協会へお問い合わせください。(参加費無料)
千葉県ユニセフ協会
TEL:043(226)3171
FAX:043(226)3172
E-mail:[email protected]
http://www.unicef-chiba.jp/
【セキュリティ業務のご案内】
アルジェリア人質殺害事件は、いわゆる「ジャパニーズ・アドバンテージ(日本人は西欧人よりも敵視されにくい)」は通用しない時代となったことを示しました。
もう二度と同じ悲しみを繰り返したくはありません。
しかしながら、実体成果を求められる事業の場合「危険だから行かない」となってしまうと、事業体の利益はもとより我が国の経済そのものを左右します。
セキュリティ対策、検証などに関してお考えの方は、ぜひご一報ください。
講習会やイベントなどを行う準備もございますので、お気軽にご相談ください。
英国セキュリティ会社のTYR Solutions社(http://www.tyr-solutions.com/)と協力関係にある弊社では、NHKをはじめ民間放送局の番組制作チームのいわゆる”hostile area”における取材・撮影活動の安全管理と評価(コーディネーションおよび同行)を行っております。メディア取材クルーの同行が多いなか、その取材対象となられる方々は一般の民間企業で働く方々をはじめ、国家・地方公務員である場合がほとんどです。そのため、メディア関係にとどまらず、海外で業務にあたられるすべての組織・人を対象に業務を遂行しております。
なんとかして、海外でご活躍になられている方々やご家族の日々の安心と信頼のお役に立ちたいと思っております。
後藤健二
Dear his exellency-
Heal the world, Heal the own.
マイケル・ジャクソンのメッセージ・ソング。この曲を耳にするたび、「自分は今ここに居て良いのだろうか?」と自問する。膨大な取材テープの中には、これまで取材現場で出会ってきた子どもたちの痛々しくも文句ひとつ言わずその場でありのままに生きる子どもたちの姿が収められている。彼らの表情を、姿を思い出す。私の前に自分の生き様を見せてくれた。どれも悲しい。私はそれらを世に問うことができているだろうか?いや、到底できていないのだ。 kenji goto
『シリアの今』講演会のお知らせ
内戦が続くシリア。戦闘を逃れ多くの人が家を追われ、戦闘地域に残る人たちは政府軍と反政府軍の戦いのはざまで寡黙で困難な生活を強いられています。なぜ、こうなってしまったのか?解決の道はあるのか?最前線で見たシリアの人たちの姿をお伝えします。
『報道最前線 シリアの今』 国際ジャ-ナリスト 後藤健二 講演
日時 : 2013年2月24日(日) 14:00~15:30
場所 : 千葉市文化センタ- 9階会議室
参加御希望の方は、2月15日(金)までに下記の千葉県ユニセフ協会へ
お申込みください。(定員60名、参加費無料)
千葉県ユニセフ協会
TEL:043(226)3171
FAX:043(226)3172
E-mail:[email protected]
http://www.unicef-chiba.jp/
皆様の御参加をお待ちしております。