◎新しく出版される本について◎
『ルワンダの祈り~大虐殺を生きのびた家族の物語~』
汐文社より 11月末刊行予定
■11月7日~ ソマリア取材
■11月23日(日) 講演会
主催:日本キリスト教団田園調布教会
http://www.h3.dion.ne.jp/~denchrch/
※場所・時間等の詳細は、上記までお電話にてお問い合わせください。
■再放送 「BSドキュメンタリー シリーズ・アフリカ2008」
(※NHKエデュケーショナル 社長賞受賞)
▼12月5日(金) NHK BS1 午前10:10~10:59
「ルワンダ 女性たちの国づくり」
(初回 2008年5月24日)
▼12月6日(土) NHK BS1 午前10:10~10:59
「ケニア 暴動に揺れる“優等国”」
(初回 2008年5月25日)
▼12月7日(日)NHK BS1 午前10:10~10:59
「南アフリカ エネルギークライシス」
(初回 2008年5月29日)
3回目の放送決定!!!
見逃した方は、ぜひこの機会にご覧ください。
「今」を駆け抜けるアフリカの生の姿です。
NHK BS1 「新BSディベート」 再放送決定!
10月18日(土) 12:10~14:00
NHK BS1 「新BSディベート」
アメリカ金融危機 世界経済はどうなるのか
⇒ 番組サイト
本放送: 2008年10月5日(日)
今、まさに知っておかなくてはならないテーマ。
私たちの日常生活を左右する世界経済の「正体」が見えてくるはずです。
※大リーグ中継の影響で変更になる可能性があります。
Works をアップしました。
<制作>
NHK BS1 「BSドキュメンタリー シリーズ・アフリカ2008」
ルワンダ 女性たちの国づくり
2008年5月24日(土) 21:10~21:59
再放送: 5月29日(木) 24:10~24:59
*NHKエデュケーショナル 社長賞受賞
<制作協力>
NHK BS1 「新BSディベート」
アメリカ金融危機 世界経済はどうなるのか
2008年10月5日(日)
第一部 19:10~20:00
第二部 20:10~21:00
再放送:10月18日(土) 12:10~14:00
伊藤和也さんについて
皆さんへ
若者はたくさんの人に愛され続けます。
あなたの愛したその土地には、まだやり残したこと、やりたいことがたくさんあることでしょう。
でも、今この一瞬だけは眠りについて疲れを癒そう。
●
ペシャワール会は27日、伊藤和也さんがアフガニスタンへ行って働きたいと願う動機を綴った文章(03年6月15日付)を公表しました。新聞で読んだ方もいることでしょう。ここに掲載します。
私がワーカーを志望した動機は、アフガニスタンに行き、私ができることをやりたい、そう思ったからです。
私が、アフガニスタンという国を知ったのは、2001年の9・11同時多発テロに対するアメリカの報復爆撃によってです。
その時まで、周辺国であるパキスタンやイランといった国は知っているのに、アフガニスタンという国を全く知りませんでした。
「アフガニスタンは、忘れさられた国である」
この言葉は、私がペシャワール会を知る前から入会している「カレーズの会」の理事長であり、アフガニスタン人でもある医師のレシャード・カレッド先生が言われたことです。今ならうなずけます。
私がなぜアフガニスタンに関心を持つようになったのか。
それは、アフガニスタンの復興に関係するニュースが流れている時に見た農業支援という言葉からです。
このこと以降、アフガニスタンに対しての興味を持ち、「風の学校」(海外で協力活動をする青年を育てるNGO)の設立者である中田正一先生の番組、偶然新聞で見つけたカレーズの会の活動、そして、カレーズの会の活動に参加している時に見せてもらったペシャワール会の会報とその活動をテーマにしたマンガ、それらを通して現地にいきたい気持ちが、強くなりました。
私は、関心がないことには、まったくと言っていいほど反応しない性格です。
反応したとしても、すぐに、忘れてしまうか、流してしまいます。その反面、関心を持ったことはとことんやってみたい、やらなければ気がすまないといった面があり、今回は、後者です。
私の現在の力量を判断すると、語学は、はっきりいってダメです。農業の分野に関しても、経験・知識ともに不足していることは否定できません。ただ私は、現地の人たちと一緒に成長していきたいと考えています。
私が目指していること、アフガニスタンを本来あるべき緑豊かな国に、戻すことをお手伝いしたいということです。これは2年や3年で出来ることではありません。
子どもたちが将来、食料のことで困ることのない環境に少しでも近づけることができるよう、力になれればと考えています。
甘い考えかもしれないし、行ったとしても現地の厳しい環境に耐えられるのかどうかもわかりません。
しかし、現地に行かなければ、何も始まらない。
そう考えて、今回、日本人ワーカーを希望しました。
「私は、現地の人たちと一緒に成長していきたいと考えています。」「私が目指していること、アフガニスタンを本来あるべき緑豊かな国に、戻すことをお手伝いしたいということです。」 「子どもたちが将来、食料のことで困ることのない環境に少しでも近づけることができるよう、力になれればと考えています。」---
「隣人を愛する」というのは、こういうことだと思います。
皆さん、ことに『レインボープロジェクト』に参加してくれた皆さん、ジャララバードの子どもたちの絵を見て何かを感じとってくれた皆さん、私たちが考えなくてはいけない最も大切なことは、「ここで挫折してはならない」ということです。
同じ時代を生きる隣人への愛、将来この世界を生きていく子どもたちを想う愛・・・
若者よ、生きる意味を教えてくれてありがとう。
●
ご家族の方々へ、
心からご冥福をお祈りいたします。
ご心痛は察して余りあるものと思いますが、どうかご自愛下さい。
後藤健二
コメント /
- みず より:2008年9月5日
後藤健二さん、ありがとうございます。
頑張ります。頑張りましょう。
(私はレインボープロジェクト参加者です)
私が勤めている会社の価値観も変わりつつあると最近感じます。これは追い風です。・・・と私は思っています。
簡単にはいかないかもしれませんが、頑張ってみようと思っています。まだまだ模索の模索中ですが。
現地から、現場から、の生の声は貴重です。
私には考える材料になります。
勉強させていただいてます、これからもよろしくお願いします。
伊藤和也さんのご冥福をお祈りいたします。
ありがとうございました。
- 後藤健二 より:2008年9月17日
みずさん、
どうもありがとうございます。
「追い風」と感じるのは、いつもいつもご自身が意識を持って生きていらっしゃるからなのでしょうね。
知って考えることから行動へ-「模索の模索中」にでも私が何かお手伝いできることがありましたらぜひご相談下さい。
レインボープロジェクトは、皆さんが行動した結果、形作られたものなのですから。
勇気の出るメールを。ありがとうございます。
後藤健二
あの「レインボー・プロジェクト」が、グレードアップして帰ってくる!
『レインボープロジェクト~アフガニスタンに色を送ろう』
主催 : TOKYO FM ジョイセフ インデペンデント・プレス
協賛: ソニー株式会社
後援: 外務省 アフガニスタン大使館 WHO(世界保健機関)本部
期間は、8月4日~8月17日(夏真っ盛りの2週間!)
場所は、お台場(!) ソニー・メディアージュ内
親子でも、お一人でも、楽しめます。
アフガニスタンの子どもたちの絵は秀逸なものばかり。
写真や映像もあり、民族衣装なども展示されます。
「SKY レインボープロジェクト」とは、アフガニスタンの子供達にクレヨンや色鉛筆を届けるという活動です。
目的は、極端な物資不足のため、絵を描いた事がない子供たちに夢と希望を持ってもらうこと。
全国38局で放送されていたラジオ番組「SKY」(2008年3月放送終了・TOKYO FM)が2007年12月から呼びかけ、数週間の間に、1500人以上のリスナー皆さん、賛同して下さったアーティストや多くの企業より、1万セットを超える文房具が寄せられました。
2008年8月の予定
~8月4日 ルワンダ取材
増刷決定!
『エイズの村に生まれて~命をつなぐ16歳の母・ナターシャ~』
『ダイヤモンドより平和が欲しい~子ども兵士・ムリアの告白~』
「ダイヤモンドより平和が欲しい~子ども兵士・ムリアの告白~」は実に5刷、ロングセラーです。子ども兵士はいなくなったか-いいえ、戦うことしかできない子どもたちは、今この時も増え続けています。
「エイズの村に生まれて~命をつなぐ16歳の母・ナターシャ~」は、日本の人たちが今まであまり意識してこなかったテーマを取り上げています。それだけに、多くの子どもたちと大人に読まれていることに感動をおぼえます。人は間違いを犯す。でも、けして死んではならない-ナターシャとバレリアちゃんの「生きたい」という強いメッセージを受け取ってほしいと思います。
コメント /
- みそら より:2008年7月9日
はじめまして。
「エイズの村に生まれて~命をつなぐ16歳の母・ナターシャ~」を読ませていただきました。
私は保健所で働いています。とても勉強になりました。ですが、「HIV感染」と「エイズ発症」が文中では混同してあり、非常に気になりました。エイズの恐怖を伝えようとするあまり、医学的には間違った(もしくは誤解をうける)表現が多々ありました。
もちろん病気のことはご存知の上で、わかりやすく表現されたのだろうと思います。ですが、全国各地の図書館にも置かれてあるようでなので、やはり丁寧に表現して欲しいと願いこちらにコメントいたします。
保健所のHIV検査は毎回いっぱいです。これからもエイズに関する本の出版を楽しみにしています。命をかけた危険なお仕事ですが応援しています。
- 後藤健二 より:2008年7月19日
みそらさん、
ありがとうございます。
毎日HIV検査の現場にいらっしゃる方からこうしたコメントをいただけることに、この本を出した手応えと意義を感じています。とても感謝しています。
この本で最も伝えなくてはならないのは、HIV/エイズという病気そのものの恐さです。そして「知らなかった」ではすまされないという考え方です。
このメッセージに焦点をあて、わかりやすく表現しているため、読み手によっては混同していると思われる方もいらっしゃると思います。
この点に関しては、これからもう一度内容の全体観を踏まえた上で、再考してみたいと思います。よろしいでしょうか?
一方で、「あとがき」でも申し上げている通り、HIV/エイズの恐ろしさをわかっている、あるいは伝えなくてはならない日本の大人たちが、今この時代にも議論を避けていることに対する苛立ちのようなものがあります。
真剣に子どもたちに教え、導いていっているかどうか-問いかけたいという思いをこの本には込めています。
知識は学べば身につきます。しかし、自分たちが生きている社会に、その知識をどう還元しているかが私たちプロフェッショナルに問われていることだと思います。
5月24日、29日に放送されたNHK BSドキュメンタリー シリーズアフリカ2008の『ルワンダ 女性たちの国づくり』をぜひご覧いただきたいと思います。
NHKのアーカイブセンター(埼玉)でご覧になれると思いますが、もし手に入れることが難しい場合には遠慮なくご相談ください。
とてもとても大切なコメントをありがとうございます。
私のような職業の人間が、みそらさんのように現場で真摯に取り組んでいらっしゃる方々の助けに少しでもなればと思います。
心から応援していますし、これからも関わり続けてください。
後藤健二
2008年3月の予定
・3月24日(月)~28日(金)まで、TOKYO FM “SKY”のインタビューコーナーSKY LOUNGEに、最後のゲストとして出演-レインボープロジェクトのこれから、アフガニスタンのこと、ジャーナリズム、人に伝えることetc. パワー炸裂ぶっちゃけトーク!リスナーと番組スタッフみんなで元気になります。
・3月25日~ NHK BSドキュメンタリーの取材ロケのため、ルワンダ滞在。4月21日まで。
レインボープロジェクト 始動!
12/11朝、TOKYO FM 「SKY」 に出演しました。
今週から「SKY」は“レインボープロジェクト”と題して、アフガニスタンの子どもたちに色鉛筆やクレヨンを贈る企画を始めました!
番組リスナーはもちろん、アーティストや文房具メーカーにもご協力いただきます。あのステッドラーも!
番組に届けられた文房具の数々は、ジョイセフを通じて現地アフガニスタンへ送りたいと考えています。
インデペンデント・プレスは、これに合わせて、アフガニスタンの“今”を伝えます。
番組ホームページでは、DVD+本『ようこそボクらの学校へ』(NHK出版)の中の画像がちょこっとだけ覗くことができますよ!
アフガニスタンの子どもたちの生き生きとした表情が見られます。
【関連サイト】
⇒ TOKYO FM 「SKY」
⇒ 財団法人ジョイセフ
『エイズの村に生まれて』 発売しました!
後藤健二『エイズの村に生まれて 命をつなぐ16歳のナターシャ』
出版社: 汐文社 (ISBN:978-4-8113-8474-0)
発行年月: 2007年12月
価格: 1,365円(税込)
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