ゲバラ親派の高校生か

 Nov. 6, 2004
日本ユニセフ協会千葉県支部が主催してくれた、高校生たちとの勉強会(交流会)に行った。
出迎えてくれたのは、渋谷教育学園幕張高校の2年生7名、東邦高校の2年生2名、ボランティアスタッフの方3名と事務局長。
皆、「ようこそボクらの学校へ」を見てくれていたので、その感想や疑問、意見をもとに話をすることができ、有意義だった。
あの中では、アフガニスタンやイラクのストーリーは身近だし、確かにわかりやすい。いつもの講演会とかだと初見の場合が多いし、時間が短いこともあってどうしてもわかりやすいものを取り上げがち。でも、今日はチェチェンやザンビアの話を取り上げて、いろいろな話ができたので良かった。
リーダーの少年は、学園祭で「イラク復興募金」と称して12万円集めて募金したという。
青年の事件もあったため、イラクはいったいどうなっているんだ?という率直な疑問が、彼らにはあったように感じた。後半はイラクの話に集中した。
武装グループと警察のレポートは、今の状況を良く説明できると思い、見てもらった。
あのような端的でストレートなレポートは、少年たちにはわかりやすかったと思う。
自爆テロで何人死んだ、外国人が誘拐殺害された、というニュースのうしろに
どんな人たちがいて、どんな事情を抱えていて、何を考えているのか、わかったようだった。
自分たちが集めた「イラク復興募金」を使う人たちは、どんな日常を送っているのか、わかったようだった。「マジ怖え」としきり。考えていたより事態は簡単ではない、とちょっとショックを受けたのではないか。

彼らが「ニュースで知ることのできないことを知りたい」と言っていたのが興味深かった。
「世界のことをもっと知りたいんです」と。
才能も可能性も無限大の彼らに、この国のマスコミやジャーナリズムはほとんど応えてあげていない。求める意のままに国境を越えて、自分たちの才能や可能性を輝かせる場所へ、どん欲に飛び出していってほしい。

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