本日(1月15日)、ニュース番組や紙面で御覧になった方も多いと思いますが、全国で初めてとなる海賊事件の裁判員裁判が東京地方裁判所で始まりました。
2011年3月、日本から遠く離れたアフリカのソマリア沖で、日本のタンカーが海賊に襲われた事件、今後どのように審理されてゆくのでしょうか?難しい裁判となりそうです。
15日の初公判で、起訴された自称ソマリア生まれの男2人は「争いません」などと述べ海賊行為を認めましたが、一方で、弁護士は「日本で裁く事件ではない」と主張しました。
言語の違いも困難の一つになっており、2人が使っている「ソマリ語」は日本語の通訳が見つからなかったため、英語を挟んでの通訳によって進められました。
この裁判に取材映像や情報を提供しているインデペンデント・プレス、先日もソマリア国内の避難民キャンプを取材してきたばかりです。裁判の行方が気になります。
今回の海賊裁判で裁判員を務めました。ソマリアの事はほとんど知識が無く貧困、内戦のイメージしかありませんでした。この裁判を通じてソマリア海賊の現状に関心を持ちました。