To be or not to be.

シナイ半島に行った。
世界各地で、なぜ、こうも衝突が絶えないのだろう?
その一方で、全世界中にに漂うグローバル化の疲れや失望-「私たちには正直わからない」「私たちだけは安全なはず・・・」「自分の家族が一番大事」といったある種開き直った意識。
“What can I do ?”
視聴者離れの激しいドキュメンタリーの存在意義とは何か?作り手はその点を深く考えようとしない。突き詰めていくと、自分の首を絞めるからだ。
モバイル時代にニュースに求められるモノは何か?短くても継続して伝え続けることが大きな山を動かすことになるのを忘れてしまったかのようだ。
メディアで伝えられる時には、もうすでにポリティカルなゲームにすり替えられてしまう昨今の事件事故。バリューを付けていくのは難しい。
「話題」の現場で起こることはごくシンプルだ。
朝10時くらいに床からのそのそ出て、何の迷いもなく考えもなくAK47やRPGを手にとり戦いに行って、戻ったら仲間と食事をして、タバコをくゆらせながら馬鹿話をして寝る。ごくまれにモノ好きな外国人のジャーナリストや諜報部員、自分たちの知り合いではない人たちの訪問を受けると、単なるおしゃべりが答えの出ない議論に変わる。そして、寝る-
そんな繰り返しが戦闘地帯における最前線の日常だ。

To be or not to be.” への2件のコメント

    • コメントをありがとうございます。心より感謝いたします。
      祈りがどれほど大切なことか実感する毎日です。
      私の朝は目玉焼きひとつとフルーツとブラックコーヒーで始まります。
      そして各地の仲間からが送ってくるメールに目を通します。
      通りを歩けば、子どもたちの無邪気な笑顔になごみます。
      そんな平和な毎日が世界中の人たちの上にあることを願っています。
      後藤健二

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