●セキュリティ業務のご案内にあたって●
アルジェリア人質殺害事件は、いわゆる「ジャパニーズ・アドバンテージ(日本人は西欧人よりも敵視されにくい)」は通用しない時代となったことを示しました。もう二度と同じ悲しみを繰り返したくはありません。しかしながら、実体成果を求められる事業の場合「危険だから行かない」となってしまうと、事業体の利益はもとより我が国の経済そのものを左右します。セキュリティ対策、検証などに関してお考えの方は、ぜひご一報ください。
弊社では、ニュースやドキュメンタリー番組制作チームのいわゆる”(不安定危険地域 hostile area”における取材・撮影活動の安全管理と評価(コーディネーションおよび同行)を行っております。あらゆる種類の危機を想定して安全に事故なく、かつ目的の成果物を得ることを使命としています。
メディア取材クルーの同行が多いなか、その取材対象となられる方々は一般の民間企業で働く方々をはじめ、国家・地方公務員である場合がほとんどです。そのため、海外で業務にあたられるすべての組織・人を対象にセキュリティ業務を遂行しております。これまで、異業種の方々の危険地域でのアテンドや国家・地方公務員の方々の海外視察の安全管理および評価も行って参りました。
それらの実績は国内外から評価をいただいておりますが、国際報道の最前線に関わっているため、宣伝行為などは一切行っておりません。今回このようにご案内をさせていただいたのは「私どものノウハウと知識、経験とネットワークの中に、同種事件の再発の防止にお役立て頂ける具体的な策がある」という明かなる確信からです。
●セキュリティ業務の内容について●
セキュリティ業務の具体的な内容について、以下に一部をご紹介します。
安全管理評価の業務に関して、柱は三つあります。
1.講習および実践トレーニング(海外で近い環境を実際に作っての疑似訓練)。
2.クライアントに先行して現場入り、安全管理評価を行うリサーチ&フィードバック。
3.クライアントに同行しての安全管理、警備業務。
内容は、対象となる”Hostile Area/Environment”におけるあらゆる危機シナリオの想定とその対処法です。
(例)
・コミュニケーション・ツールのソフト&ハード、
・ファースト・エイド・キットを使った完全な理論と訓練、
・人質にとられた場合の行動言動はどうするか、
・交渉人がいない場合に自ら交渉するやり方、
・最悪「死」免れるためにできること、
・事件発生を未然に防ぐ警備ストラテジイとスタッフィング、予算組み
・職場内部における危機情報収集ネットワークの構築方法、
・危険度が上がる時のサイン/アラート、
・移動に関する安全ノウハウとリスク管理の具体的な技術
・現場、もしくは同国から脱出するための経路の常時確保の方法、
・先行現地入りリサーチ、フィクサー探し、同行しての警備業務、
など、実に多岐にわたります。
危機は、あらゆる種類の現場や状況、時期、各国政治体制、社会、宗教状況などによって異なりますので、行動様式に一定の共通性は見出すことができても、それぞれの対象現場によって全く異なる場合があります。
ですから、机上の分析だけでなく、実際にフィールドで実践トレーニング(たとえ1日でも)を行います。
セキュリティ業務の目的は、危機は起こることを前提として、どう最悪の事態「死」を逃れるか?をご理解いただき、その上で確固とした理由に基づき、与えられた警備体制の中で安心して日常業務にあたっていただくことが最大の目的です。
講習会やイベントなどを行う準備もございますので、お気軽にご相談ください。
● 最後に…
なんとかして、海外でご活躍になられている方々やご家族の日々の安心と信頼のお役に立ちたいと思っています。(本当に微力かも知れませんが、、、)
なにとぞご検討をいただければ幸いに存じます。
インデペンデント・プレス
後藤健二
03-6804-5612